2017年06月27日
ウェットブラスト作業日誌
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ウェットブラスト加工前の下準備のお願い+FZR1000キャリパー加工例
ウェットブラスト加工前の下準備のお願いです。加工する部品は必ず事前に洗浄をお願いします。機械内部が汚れてしまうため、汚れたパーツはそのまま加工が出来ません。特に油分は念入りに洗浄処理をお願いします。どの程度洗えばいいの?と聞かれることがあるのですが、簡単に言うと「そのまま塗装が乗る状態」や「触れた程度で汚れが手に付かない状態」と言えば判りやすい思います。「そのまま塗装が乗る状態」=油分がある状態だと塗装は乗りませんよね(^_^;油分は除去をお願いします。「触れた程度で汚れが手に付かない状態」=汚れが積層された状態だと機械内部の汚損を招いてしまいます。触っても手が汚れない程度まで洗浄をお願いします。ピストンヘッドや燃焼室に焼き付いたカーボン、キャリパーやホイールに焼き付いたブレーキダストなどは油分が少ないので多少残っていても問題ではありません。ブラッシング等で可能な範囲で清掃いただければOKです。加工部品持ち込み時に簡単にチェックさせていただきますが問題があった場合は事前洗浄をお願いすることになりますので予めご了承ください。洗浄機(洗油台)は無償でお使いいただけますのでご安心ください。
以下、洗浄/加工例です。FZR1000(2GH?)のキャリパー。
分解したままでフルードやダスト汚れが目立ちます。
しっかりブラッシングして洗浄します。
洗浄後です。素材が古いので分かり難いですが油汚れやフルード汚れは除去出来ました。焼き付いたダストは取れませんでしたがこちらは油分がないのでOK。
そして加工です。
出来上がり~!
拡大して連続写真でご覧下さい。分解後→洗浄後→ウェットブラスト後
同様に裏側です。事前洗浄がしっかりしてあれば作業効率が上がり最小限の時間で加工が可能=作業時間+工賃を少なくすることが出来ます。安く、早く、確実なウェットブラスト加工を行うために是非とも事前洗浄を宜しくお願い致しますm(_ _)m
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