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2025年03月07日

シャーシダイナモ

GSX-R125 aRacer RCminiX インジェクションチューニング

皆様こんにちは。Garage414 Sonic Chihuahua セッティング担当のシュンです。
今回は、セッティングでお預かりしたSUZUKI GSX-R125に、GSX-R150用のaRacerを使用してインジェクションチューニングを行いましたので、ご紹介いたします。
125cc専用のaRacerは無いので150cc用を兼用しなくてはいけません。

GSX-R125をこのツールでセッティングしようと考えている方も多いのではないかと思い、今回ブログを書かせていただくことになりました。

今回の車両は、125ccのエンジンに150ccのカムシャフトを組み込んでいるため、通常のセッティングよりも幅広い調整が必要となりました。また、aRacerオプション品のクイックシフタースイッチも装着されていたため、併せてセッティングを実施しました。
aRacerを購入したものの使い方が分からずお困りの方は、お気軽にご相談ください♪

 <車両紹介>
スズキ | SUZUKI GSX-R125
GSX-R125
・ GSX-R150用 カムシャフト + R150用のインジェクター
・スプリントエアフィルター
・UNLABEL(アンレーベル) レーシングフルエキゾースト
レーシングマフラー
・ 他のノーマル

<使用するツール>
ECU aRacer RC miniX(GSX-R150用)
150cc用のフルコンですが、適切に調整することで125ccでも問題なく使用可能です。
RC miniX

・aRacer クイックシフター
スロットルを戻す操作やクラッチ操作なしでシフトアップが可能になります。
quickshifter

・ Pro-Linkケーブル
PCとECUを接続するためのケーブルです。スマホのアプリでは設定できない詳細な調整が可能になります。
prolink

<入庫時の状態>
GSX-R125にR150用のaRacerフルコンを取り付けた状態でした。
150cc用の燃料噴射時間では燃料が濃すぎてエンジンがかからなかったため、aRacerの"Fuel Base"(プリセット値)を調整済みとのことでした。125/150=0.833 ということで、ベース値を約80%に設定していました。
ベース値を80%にすると150ccの純正データから2割引いた状態になります。
fuelbase
入庫時は問題なくエンジンが始動しましたが、油温が上昇するとエンジンがストールする症状がありました。こちらの症状については、以前TNT125で詳しく紹介したため、今回は割愛させていただきます。
気になる方はコチラ!

カムシャフトを変えていることもあり、「走り始める前に詳細のセッティングしよう!」ということでご相談をいただきました。
実車を測定したところ、とてもいい判断でした...!!

低回転域から測定を進めてみると....

【パワーカーブ スロットル開度10%】
10

【パワーカーブ スロットル開度50%】
50


アイドリング域を抜けた途端に燃料が大幅に不足していることが判明しました。R150用カムシャフトへ変更したことで吸気量が増加した影響ですね。
このまま走行していたら、エンジンブローしていたことでしょう....(^^;)

<調整内容>
・TPSキャリブレーション
・燃料噴射量のベースデータへの補正
・各スロットル/回転数毎の燃料噴射量MAP
・油温毎の燃料噴射量補正MAP
・点火時期MAP
・ クイックシフター作動設定
・クイックシフター点火カット時間設定
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今回の調整では、上記7項目を設定しました。どれもマシンのポテンシャルを引き出すために必須の調整項目です。

<調整前後での比較>
詳細な燃調と点火時期を調整し、150cc用カムシャフトとレーシングマフラーなどのカスタムパーツのポテンシャルを最大限に引き出しました。
こちらは実際に測定した【パワーカーブ スロットル開度100%】です。
100
15.61馬力!

MAXパワーはチューニング済みの125ccと大差ありませんが、大きく異なるのは11000回転以上でのパワーです通常、GSX-R125は10500回転付近がピークで、それ以降はパワーダウンします。
しかし、今回の車両ではレブリミット手前までピークパワーを維持できています。ストレートが長いコースや高回転をキープする場面では、大きなアドバンテージになりそうですね!

また、入庫時のパワーカーブと比較すると、セッティングの重要性がよく分かるかと思います。
【パワーカーブ スロットル開度10%】
10

【パワーカーブ スロットル開度50%】
50
不足していた燃料を追加し、点火時期を適切に調整することで、滑らかな加速感を実現しました。

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<クイックシフター調整>
クイックシフターの設定は、誤った調整を行うとミッションを傷める可能性が高い項目です。そのため、ギアシフト時の負荷に合わせたセッティングが必要です。

この項目では、クイックシフターの基本設定を変更できます。例えば、シフト操作時に燃料と点火のどちらをカットするかを決定します。基本設定を行った後に、カットタイムの入力が必要になります。
shifter

実際のカットタイムを入力するマップがこちらです。
カットタイムを長く設定するとシフト時の負荷を軽減でき、短くすることで加速性を向上できます。
shifter2
当社ではシャーシダイナモを用いて、実走行を想定した回転数ごとにカットタイムを調整しています。
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他にも調整項目はありますが、長くなってしまうため、また別の機会にご紹介いたします(^^)

ということで、今回は125ccの車両に150ccのECUとカムシャフトを組み込んだ際のセッティングについてご紹介しました。 aRacerはグレード問わず調整機能が豊富なツールです。これらを活用し、マシンのポテンシャルを最大限に引き出しました。

このように、Garage414 Sonic Chihuahuaでは様々なツールを活用し、車両の性能を引き出します!
サーキットでの走行はもちろんのこと、ツーリングメインで快適性を向上させたい場合もセッティングは効果的です。
・マシンをもっと速くしたい
・セッティングツールを購入したけれど扱い方が分からない
・マフラーを交換したから燃調をとりたい
・アクセルのドン突きが気になる
・アフターファイヤが頻発する 等々


少しでもインジェクションチューニングやパワーチェックに興味を持っていただければ幸いです。
詳しく知りたい方、自分の車両で何ができるのか気になる方は、ぜひお問い合わせください♪
お問合せはコチラ!
担当:トクナガ
メール:sonic_chihuahua@garage414.com

 パワーチェック/インジェクションチューニング専用サイトはコチラ!
ソニックチワワHP

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