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2022年09月05日

お知らせ

【ECUチューニング】シフターや自動暖機など多機能インストール

こんにちは。Garage414 SonicChihuahua セッティング担当のシュンです。


今回は私が以前乗っていた車両の YAMAHA YZF-R6 2006年式に「ECUチューニング」を行った内容を少しだけご紹介します。


 YZF-R6


この車両は公道仕様車から不必要なものを外してレーサー化しているものです。


燃料調節(TPS/IAP)から点火時期調節、600ccの車両には絶対に欠かすことのできない電子スロットル開度(ETV)調節 などあらゆる電子制御のチューニングを純正ECUに行っています。


 


今回ご紹介する内容はWoolich Racingを用いた純正ECUチューニングによって追加できる新機能です。


・クイックシフター


・オートブリッパー


・自動暖機


・ローンチコントロール


・ピットレーンリミッター


16年前のバイクにもこのような機能が付けられるなんて驚きです。


 専用のシフタースイッチを取り付けてECUで設定すれば完了です。


それでは各機能について詳しく見ていきましょう。

Woolich Racing専用シフタースイッチ↓
Woolich Racing シフタースイッチ


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クイックシフター


クラッチの操作、スロットを戻す操作も不要で次々とシフトアップしていくことが可能になります。より滑らかな加速感を味わえます。


シフトロッドに装着しているセンサーがシフトアップ時に反応することでエンジンの点火を一瞬だけカットしてくれます。


この一瞬の点火カットのおかげでクラッチによる操作やスロットルを戻すといった作業の必要がなくなります。


 最新の車両には標準搭載されていますね!
サーキット走行ではスロットルを戻すといった作業が不要になるだけで大幅にライダーの負担が減ります。
それぞれのギアで、スロットル開度/及び回転数ごとに点火をカットする時間を変更することが可能です。また押し込み時の作動感度や、連続シフトアップの誤作動防止にクールタイムなどが設定できます。正シフト/逆シフトをECU側で変更することも可能なのでスイッチの取り付けを悩むこともありません。


 


オートブリッパー


シフトペダルの操作のみで滑らかなシフトダウンが可能になります。


クイックシフター同様に装着してあるセンサーが反応することでシフトダウンが可能になります。シフトダウンに伴うバックトルクを緩和させるためのブリッピング作業を自動で行ってくれるためスムーズな減速・シフトチェンジが可能になります。


クラッチ操作、スロットルを開けて吹かすといった作業の必要がなくなる為、公道・サーキット問わずライダーの負担を大幅に減らしてくれます。


シフトダウン時のブリッピング量や作動感度、連続シフトダウン時の誤作動防止機能などそれぞれのギア/回転数ごとに設定が可能です。


サーキット走行時のバックトルクの変化によるリアの挙動もこちらのチューニングで改善できる場合があります。


 


私のR6には純正状態でクイックシフター/オートブリッパーはついていませんでした。ECUチューニングによってこの機能が追加されて、今では必要不可欠です。サーキット走行において操作が圧倒的に減ることはとてもアドバンテージになります。コーナーへのアプローチでブレーキングのみに集中ができるというのは大きな強みですね!
フロントブレーキの使い方次第でブリッパーの吹かす量も変わってくるので実際に走行してその都度調節していくことで精度の高いオートブリッパーを作っていきます。


クイックシフター/オードブリッパー参考動画↓



 


自動暖機


後付けの専用スイッチを用いることで任意の水温になるまで自動で暖機作業を行ってくれます。


また吹かす頻度や回転数、吹かし方の強弱まで設定することが可能になります。


エンジンを傷めないためにも暖機は必須です。夏であればすぐにエンジンも暖まりますが、秋から春先にかけては時間がかかります。走行開始前に水温80℃前後まで上げておこうと思ったら、しばらくの間エンジンを空ぶかしする必要があります。


街乗りでもそうですが、サーキット走行時はエンジン保護のためにも暖機作業は必須です。エンジンかけてすぐに全開走行はダメージが入ります。しかし走行枠開始前の準備はとても忙しいですよね?ツナギを着たり、タイヤのエアーをチェックしたり


そんな中で車両の暖機をするとなるとバイクに付きっきりでしばらくの間吹かさなくてはなりません。レーサー車両などでサーモスタットを取り外している場合は更に時間がかかります。
自動暖機機能があればその時間に別のことが出来るので走行前のうっかりミスも減るのではないでしょうか。


実際に私が走行前に装備類の準備をしている間に自動暖機してくれるとかなり楽でECUチューニング凄いなと日々感じております(笑)


「勝手に吹かしている!?これってどうやっているの?」とお声替え頂くこともしばしばあります。


ECUチューニングです!!


YZF-R1に取り付けた自動暖機機能の参考動画↓



 


ローンチコントロール


特に追加で用意するスイッチはありません。クラッチを握ってフルスロットルにすることで作動します。


ローンチコントロールは停止状態の車両をより効率よく発進させる機能です。


最少のホイールスピン、最大のトラクションを路面に伝えつつウィリーでの加速ロスをさせない限界の回転数のリミッターを追加します。そして一定の速度に達したタイミング、もしくはギアを変更したタイミングでこの機能が解除されます。レースのスタート時に使用する機能です。


こちらはダイナモ上では機能の確認しかできません。そのため実走行のデータに基づいてセッティングを行っていきます。繰り返してテストを行いウィリーをさせない限界の回転数、ローンチコントロール解除後のマシンの暴れ具合などを考慮したうえで設定していきます。
ローンチコントロールの参考動画↓



 


ピットレーンリミッター


自動暖機と同じスイッチを使用します。1速で走行時にこのスイッチをオンにすると設定した回転数以上エンジンが回らなくなります。これにより一定速度での走行が可能になります。これは設定している回転数に到達後の点火を間引いているためクルーズコントロールとは別物です。そのため基本的にはサーキットでの使用が主となります。


大体どこのサーキットでも安全上ピットレーンには速度制限があります。


例えば岡山国際サーキットでは60km/hです。これを速度超過で走行することはレースではペナルティ、練習走行/イベントでは厳重注意となります。


コースから戻ってきた際は、60km/hは物凄く遅く感じますよね。自分がゆっくり走っているつもりでも60km/hはすぐに超えてしまいます。そういった意図しないミスを防ぐことがこの機能によって可能になります。私のR6の場合このスイッチを押すことで7000rpm以上回らなくなるため常時58km/hで走行することが可能になります。


サーキット走行をされる方にはとても便利な機能の1つです!


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車種/年式によって追加できる機能に違いがあります。今回ご紹介させていただいた他にも様々なことが出来るのが純正ECUをチューニングする[フラッシュ方式]の魅力です。興味を持っていただけましたでしょうか?


お客様のバイクでは先日ご紹介した2017年式のYZF-R1にクイックシフター(アップ/ダウン)と自動暖機の機能を有効化しました。とても満足されていたようで何よりです。


自身でサーキットを走りながらライダーと車両に合ったチューニングが出来るように日々精進して参ります。


 


ECUチューニングに関するサービスへの問い合わせ/セッティング依頼はお気軽にご連絡ください。

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